- 1. 走破しなくてもOK! 初心者も日帰りで楽しめる
- 2. しまなみサイクリングの日帰り初級ルート2選
- [A]今治〜大島ルート
- [B]大三島〜生口島ルート
- 今治起点と尾道起点の違い
- しまなみ海道走破(全線70km)の所要時間は?
- 3. サイクリングの服装と持ち物
- 服装
- 持ち物
- 4. レンタサイクルの種類と選び方
- クロスバイク
- 電動アシスト付き自転車
- 軽快車(いわゆるママチャリ)
- レンタサイクルはどこで借りられる?
- 5.しまなみサイクリング<なんでもQ&A>
- おすすめの季節は?
- 子どもでもサイクリングできる?
- サイクリング初心者向きの島は?
- 大きな荷物は預けられる?
- 途中にトイレはある?
- 「ブルーライン」とは?
- 6. 楽しみ広がるお役立ち情報
- レンタサイクルは乗り捨てOK
- フェリーと組み合わせる
- 7. しまなみ海道はどんなところ?
- 各島の特徴
- (ちなみに)「ゆめしま海道」「とびしま海道」とは?
- おわりに
海上サイクリングを満喫できる「しまなみ海道」。サイクリストの聖地と呼ばれ、アメリカのニュース局・CNNが発表した「世界の最も素晴らしい7大サイクリングコース」のひとつにも選ばれました。
しまなみ海道のサイクリングにしかない魅力は、多島美と人工美が織りなす絶景。瀬戸内海の島々とそれらを結ぶ橋は、どこを切り取っても絵になる美しさです。連なる島々では村上水軍ゆかりの史跡や大三島の国宝などが楽しめて、新鮮な海の幸まで豊富!
初めてしまなみ海道でのサイクリングに挑戦する人に向けて、モデルコースや基本装備、サイクルステーションの情報など、サイクリングお役立ち情報をまとめました。
協力:一般社団法人 しまなみジャパン
TOP画像:yusuke_seoさん
※この記事に掲載の情報は2022年9月時点のものです。諸事情により変更となっている場合があるため、お出かけの際はご自身で最新の情報をご確認ください
※2024年6月、一部情報を更新しました
1. 走破しなくてもOK! 初心者も日帰りで楽しめる
しまなみ海道全線は約70kmほど。「しなまみ海道のサイクリング」というと、この約70kmの道のりを走破するイメージがありますが、一部を走るだけでもしなまみサイクリングは楽しめます。
しまなみ海道には、あちこちに自転車をレンタルできる「サイクルステーション」という拠点施設があり、その周辺で2〜3時間だけ走って戻ってくる、というような使い方も全然OKなのです。
たとえば、次のようなモデルコースは初心者もトライしやすいですよ。
2. しまなみサイクリングの日帰り初級ルート2選
しまなみジャパンの越智さんが教えてくださった、おすすめのサイクリングコースは次の通り。サイクリングの初心者が日帰りまたは1泊2日で無理なくチャレンジできるレベルです。
[A]今治〜大島ルート
[移動距離]往復約14km
①サンライズ糸山
ここで自転車をレンタル!
↓
②来島海峡大橋
出発していきなりの絶景ロード
↓
③道の駅よしうみいきいき館
海鮮七輪バーベキューやお刺身御膳など海鮮グルメもりだくさん
↓
④しまなみ来島海峡遊覧船
日本三大急潮流のひとつ「来島海峡」を船に乗って体験
↓
⑤サンライズ糸山
自転車を返却して自転車の旅の終わり
今治市内のサンライズ糸山から出発し、来島海峡大橋を渡り、道の駅よしうみいきいき館で海鮮BBQや「しまなみ来島海峡遊覧船」を楽しんで戻るコース。
サンライズ糸山は、レンタサイクル施設と宿泊施設を備えた四国側(今治)のサイクリング拠点です。そこを出発してすぐのポイントは、来島海峡大橋。全長4㎞を超える三連吊橋で、橋の上から来島海峡の眺めが楽しめます。
大島にある道の駅よしうみいきいき館は、魚介を選んで自分で焼く七輪バーベキューが最高! さらにしまなみ来島海峡遊覧船のアクティビティも申し込めるので、セットで楽しむのがおすすめです。
迫力満点のしまなみ来島海峡遊覧船(写真:株式会社しまなみ)
[B]大三島〜生口島ルート
[移動距離]約17.5km
①上浦レンタサイクルターミナル
ここで自転車をレンタル!
↓
②多々羅大橋
橋の上からの爽快ビュー&橋を渡ったあとは海沿いをサイクリング
↓
③しおまち商店街
昭和レトロな商店街を散策
↓
④上浦レンタサイクルターミナル
自転車を返却して旅は終わり
大三島にある「上浦レンタサイクルターミナル」から多々羅大橋を渡り、生口島のしおまち商店街周辺を散策して戻るコース。
多々羅大橋は世界最長の斜張橋(タワーからケーブルを斜めに張って吊る橋)で、橋を渡ると、レモンの産地で知られる生口島に到着。しおまち商店街は瀬戸田港の近くにある、レトロな雰囲気が素敵な商店街。蔵をリノベーションした複合施設や、古民家をリノベーションした食堂、情緒ある銭湯などに立ち寄ってみては。
しおまち商店街にはカフェやお好み焼きのお店、おみやげの買えるお店などが揃います(写真:Max Houtzager)
今治起点と尾道起点の違い
今治起点:開始早々から絶景!
しまなみ海道サイクリングを今治からスタートすると、開始早々に来島海峡大橋を渡ることに。来島海峡大橋は、海面からの高さがビルの21階分に相当します。サイクリングで横断すると、まるで海の遥か上を飛んでいるかのよう!
今治起点を選ぶと、しまなみ海道屈指の絶景が序盤で楽しめて、付近では村上水軍の歴史も感じられるはずです。
来島海峡大橋を渡る(写真:よっちゃん必撮仕事人/PIXTA)
尾道起点:街中散策が楽しい
尾道起点は街中からの出発となるため交通の便がよく、周囲にお店がたくさんあるのが特徴。尾道から隣島の向島へ渡る際は渡船に揺られるため、ほんのりと旅情を感じられるはず。渡船の料金は大人1名分と自転車の持ち込みで110円、約5分間のプチ船旅です。
尾道の街並み
しまなみ海道走破(全線70km)の所要時間は?
走破せずとも楽しめるモデルコースを紹介しましたが、走破したい場合は日帰りできるのでしょうか?
答えはイエス。
自転車での移動距離の目安は、初心者なら1時間に10km、半日で30km、1日50km程度。そうなると少々キツくはあるかもしれませんが、70kmを1日で走破することも可能です。所要時間は10時間程度を目安とするといいでしょう。
逆算すると、初心者が走破を目指すなら、朝8時には出発するスケジュールを組んでおきたいところです。そして、全線走破する頃には陽が暮れるので、その日は宿に泊まるか、バスや船に自転車を載せて出発点へ戻ることを検討しておきましょう。
ちなみに、サイクリングに慣れている人なら6~8時間での走破が可能です。
3. サイクリングの服装と持ち物
安全のための事前準備はしっかりと!
服装
OK!
しまなみ海道サイクリングの初心者向けコースなら、普段着で走行しても大丈夫。可能であれば速乾性のあるポリエステルなどの化繊を使った衣類や、チェーンや車輪に巻き込まれにくいボトムを用意してください。
夏場は日差しが強くなるため、肌を露出しない長袖のドライメッシュシャツがおすすめ。ボトムスは男性ならハーフパンツやカーゴパンツ、女性はスカートやロングパンツは避けてレギンスと合わせてみては? 靴はスニーカーが無難です。
[服装チェック]
□巻き込まれにくく動きやすいボトム(ハーフパンツ・カーゴパンツ・レギンスなど)
□靴はスニーカー
NG……
サンダルは事故の原因になるため厳禁。避けたほうがよい衣類は伸縮性がないジーンズ素材や裾の広がったパンツです。
持ち物
持ち物は極力減らすことをおすすめしますが、飲み物とタオルは必ず用意してください。
あると便利なものはサングラスやウエットティッシュ、地図、カメラ。自転車のタイプによってはカゴが付いていないため、背負えるバッグも役立ちます。
雨が予想される場合は、傘をさしてのサイクリングは厳禁なので、レインウェアを用意してください。安全対策に必須のヘルメットは、レンタサイクルを利用すると無料で貸してもらえます。
さらに夏場は日焼け止めや虫よけ、帽子もあると便利です。道中で飲食物を買うなら小型の保冷バッグと保冷剤も実用的。保冷剤は首にまくと暑さがやわらぐ効果もあります。 冬は手袋を装着しカイロを背中に貼って防寒しましょう。
[チェックリスト]
□飲み物
□タオル
□サングラス
□ウエットティッシュ
□地図
□カメラ
□背負えるバッグ
□レインウェア
□ヘルメット(レンタルあり)
□日焼け止め
□虫よけ
□帽子
□保冷バッグ&保冷剤(夏)
□手袋&カイロ(冬)
動きやすい服装&ヘルメットで!(写真:いよ観ネット)
4. レンタサイクルの種類と選び方
しまなみ海道はレンタサイクルが充実していて、クロスバイクや電動アシスト付き自転車など様々な選択肢があります。自分に合うタイプがわからない場合は「走行距離と体力」「運転のしやすさ」を考慮して選びましょう。
クロスバイク
速く遠くに行きたい人におすすめ。ただし乗り降りの際に足を後ろから回す必要があり、不慣れな人には難しいかもしれません。とはいえ、軽快車(ママチャリ)しか乗った経験がなくとも、クロスバイクにまたがってみて、前傾姿勢に違和感がなければ走れるでしょう。比較的サドルが固いため、長時間乗っているとお尻が痛くなることも。
電動アシスト付き自転車
体力に自信がない人や、スピードにこだわりが無く長距離を狙わない人向き。比較的疲れにくいため、アクティブなシニアにも好評です。
軽快車(いわゆるママチャリ)
クロスバイクのポジション(姿勢)が不安な人におすすめです。
しまなみ海道のレンタサイクル料金については、下記のサイトを参考にしてくださいね。
クロスバイクや軽快車であれば、大人1日3000円です。
レンタサイクルについて | しまなみジャパン
道の駅よしうみいきいき館で借りられるレンタサイクル一例。写真は前かご付きクロスバイク(写真:いよ観ネット)
レンタサイクルはどこで借りられる?
自転車のレンタルができる「レンタサイクルターミナル」は10カ所あります。
しまなみ海道のサイクリングコース&サイクルターミナルのマップ(提供:今治地方観光協会)
なお、各レンタサイクルターミナルまでのアクセスは、車か公共交通機関で。瀬戸田観光案内所(生口島)、市民センターむかいしま(向島)などは、船でアクセスすることができます。
●瀬戸田港(生口島)への船
瀬戸内クルージング|尾道〜瀬戸田航路
土生商船グループ|瀬戸田 ・沢・三原
●向島への船
尾道まちかど広報室|駅前渡船
尾道まちかど広報室|尾道渡船
尾道まちかど広報室|福本渡船
向島行きの渡船に乗り込むサイクリストたち(写真:おのみちや)
各レンタサイクルターミナルの駐車場
各レンタサイクルターミナルのすべてに駐車場があります。有料と無料、レンタサイクル利用者のみ駐車できる場合もあるため、下記のサイトで確認してください。
ターミナル情報 | しまなみジャパン
予約について
ゴールデンウィークやお盆などの期間は混み合うため、レンタサイクルを利用したい場合は早めの予約がおすすめです。また、予約を受け付けていない日もあり、当日貸し出し用として確保している自転車もあります。
自転車のタイプが選べなくても問題なければ、ピーク時以外は予約なしでも借りられる可能性が高いです。
レンタサイクルターミナル以外のショップを探す
個人店等で自転車の貸し出しを行なっているショップは、多数あります。サイクリストたちから支持されているゲストハウス「シクロの家」公式サイトのこちらのページなどが参考になりそうです。
5.しまなみサイクリング<なんでもQ&A>
おすすめの季節は?
A:春か秋
サイクリング初心者がしまなみ海道にチャレンジするなら、暑すぎず寒すぎない春か秋がおすすめ。3月から5月ごろは日が長いのがメリットで、10月から12月初旬はレモンやミカンなど柑橘類の収穫が期待できる美食の時期です。
しまなみ海道はシトラス海道でもあり、 島々で育てられた多種多様な柑橘類が道路脇の無人販売所や道の駅などで販売されます。見つけたらぜひ試してみてください。
レモンは5月中旬頃に花が咲き、秋から冬にかけ実が熟していきます(写真:おのみちや)
子どもでもサイクリングできる?
A:できます
子どもの体力に適したサイクリングコースを厳選したり、疲れたらバスに乗ったりすることで、子連れでしまなみ海道サイクリングを楽しむファミリーもいます。しまなみレンタサイクルでは子ども用自転車やチャイルドシート付自転車もレンタル可能です。ただし台数に限りがあるため、事前の確認と予約をおすすめします。
「サンライズ糸山」の宿泊者限定の体験プログラム「おもひでサイクリング」は、キッズ用のマウンテンバイクを無料でレンタルできて、スタッフが来島海峡をガイドしてくれます。
サイクリング初心者向きの島は?
A:向島、生口島、伯方島
しまなみ海道でサイクリング初心者におすすめしたい島は、比較的アップダウンが少ない「向島」「生口島」「伯方島」。
サイクリング上級者向きの島は、橋へ上がる際に必ず登り坂がある「大三島」「因島」です。
走行距離が短いほど楽なサイクリングになりますが、面白みに欠けるかもしれません。距離が長くなればなるほど、必ずアップダウンは出てくるものと思ってください。
大きな荷物は預けられる?
A:預けられます。コインロッカーや配送サービスを利用しよう
尾道駅と今治駅には大小さまざまなコインロッカーがあります。コインロッカーの空きがなかったり、荷物が入らなかったりする場合は、ヤマト運輸の「尾道商店街センター」で預けることも可能。サイクリングの拠点で知られる「サンライズ糸山」や「多々羅しまなみ公園」などにもロッカーがあります。
「ブルーライン」とは?
A:普通自転車専用通行帯のこと
ブルーラインというのは、車道の左端に引かれている青色のラインのことで、サイクリングの推奨コースを表す意味合いがあります。
しまなみ海道がサイクリング初心者にもおすすめな理由のひとつが、このブルーライン。橋以外の一般道ではブルーラインを目印に走ると迷子になりにくく、尾道や今治までの距離が1kmごとに標示されるので走行の目安にもなります。
尾道まで33kmの地点に引かれたブルーライン(写真:おのみちや)
6. 楽しみ広がるお役立ち情報
しまなみ海道の醍醐味は、自転車の乗り捨てやフェリーを活用して、移動をダイナミックに楽しむこと。サイクリングの自由度を高めるポイントをお伝えします。
レンタサイクルは乗り捨てOK
しまなみレンタサイクルには10カ所のレンタサイクルターミナルがあり、全てのターミナルで乗り捨てが可能。ただし電動アシスト自転車など自転車のタイプによっては乗り捨て不可の制限があるため、事前に確認しましょう。
フェリーと組み合わせる
しまなみ海道の島々をつなぐフェリーや、島々と尾道や今治を結ぶフェリーも運航しています。フェリーに自転車を積んで移動したり、フェリーで離島へ向かい現地でレンタサイクルを利用したりなど、サイクリングの選択肢は豊富!
たとえば、尾道から瀬戸田に就航している「シトラス」(平日メイン)や「サイクルシップ・ラズリ」(土日祝)は、自転車を積み込めて修理工具まで用意されているので、サイクリストの船旅にピッタリです。時刻表と運賃はこちら。
サイクルシップ・ラズリ(写真:papa88/PIXTA)
7. しまなみ海道はどんなところ?
来島海峡大橋と瀬戸内の海(写真:yasuyuki1971/PIXTA)
「しまなみ海道」は、本州と四国を結ぶルートとして開通した自動車専用有料高速道路のことで、「西瀬戸自動車道」とも呼ばれます。自転車で走るのは、自動車専用道に併設されている歩行者と自転車のための専用道。海峡を横断できる日本初のサイクリングロードです。
各島の特徴
しまなみ海道が経由する島は画像の通り
向島(むかいしま)
尾道と2本の大橋でつながっている「向島」。絶景スポットで知られる「瀬戸内海国立公園・高見山」では、因島大橋や瀬戸内海に浮かぶ島々が拝めます。ただし登り坂が約3km続くので、サイクリング初心者は押して上るのがおすすめ。
因島(いんのしま)
向島を抜けて因島大橋を渡った先は、はっさく発祥の地「因島」。自転車神社と呼ばれる大山神社は、サイクリストにとっての名所です。境内が休憩所として解放されていて、交通安全や旅の安全の祈祷も受けられます。サイクリスト向けのお守りも人気!
生口島(いくちじま)
生口橋を越えた先は、瀬戸内レモンの名産地「生口島」。フォトスポットとして有名なレモンを乗せたベンチで、ひと休みしてみてはいかが?レモンが生い茂るレモン谷、その道沿いから一望する多々羅大橋も絶景です。
多々羅大橋とサイクリスト(写真:おのみちや)
大三島(おおみしま)
多々良大橋の先は、神の島と呼ばれる「大三島」。由来は大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)によるもので、山と海、武人の神などが祀られています。ツーリズム総合施設WAKKAもサイクリストにおすすめ。ホテルやカフェが併設されていて、マリンスポーツなどのアクティビティの申し込みもできちゃいます。
伯方島(はかたじま)
大三島橋を越えると、造船や海運業で栄える「伯方島」。桜の季節には、多くのサイクリストが開山公園へ訪れます。園内に植えられた1000本のソメイヨシノが満開になると、山頂がピンク色に! 桜の先には瀬戸内の島々も見える絶好のロケーションです。
(ちなみに)「ゆめしま海道」「とびしま海道」とは?
しまなみ海道を制覇した人はもちろん、サイクリング初心者や子ども連れにもおすすめしたいのが「ゆめしま海道」と「とびしま海道」。しまなみ海道のお隣という位置関係で、推奨サイクリングコースの難易度が高くなく交通量も少ないため、走りやすいと評判なのです。
ゆめしま海道
ゆめしま海道は、愛媛県上島町の離島と、それらをつなぐ橋で構成されています。海と道の距離が近いゆめしま海道は、なんと信号がゼロ! 驚くほどストレスの少ないサイクリングが楽しめるはず。
「上島町は海の色が違う」と言われるほどの自然美。アクティビティで島の暮らしを体験して、 のんびりとした島時間を感じてみてはいかが? 上島町へのアクセス方法はこちら。
弓削島・佐島・生名島・岩城島の4島をつなぐゆめしま海道(写真:上島町産業建設部観光戦略課)
とびしま海道
とびしま海道は、広島県呉市と愛媛県今治市(岡村島)の間にある7つの島々を橋でつなぐルート。信号とアップダウンが少なく、潮風を満喫しながらサイクリングを楽しめます。
道中には、重要伝統的建造物群保存地区に選定された「御手洗」。江戸時代を感じられる街並みと共に、瀬戸内の多島美と豊かな自然もゆったりと堪能できますよ。
とびしま海道・大崎下島、御手洗の街並み(写真:まちゃー/PIXTA)
半日・日帰りでも楽しめるしまなみ海道のサイクリング
サイクリング初心者がしまなみ海道を走行する際に知っておくべきことをご紹介しました。
季節ごとに多様な魅力が溢れるしまなみ海道は、何度訪れても新しい発見があります。なんなら帰り際にさっそく次回のプランを考えてしまいそうなほど。
のどかで優しい瀬戸内の風景と、サイクリング好きなアクティブ派も美食派も史跡派も楽しめる名所の宝庫。とっておきのしまなみ海道サイクリング計画を、じっくり考えてみてくださいね。
Text・Edit:Erika Nagumo
Photo(特記ないもの):PIXTA