【長野の滝】日本の滝百選とともに
(松本市)趣の異なる滝が同時に楽しめる「三本滝」
(須坂市)聖地として知られる滝「米子大瀑布」
(南木曽町)神秘的な光景に心が洗われる「田立の滝」
(松本市)真冬には迫力ある氷瀑が現れる「善五郎の滝」
(松本市)荒々しい魅力が味わえる「番所大滝」
【長野の滝】歴史ある避暑地・軽井沢の名瀑
繊細なカーテンのような美しさ「白糸の滝」
森林浴が楽しめる穴場「竜返しの滝」
水しぶきが迫力満点「千ヶ滝」
【長野の滝】レアな体験ができる人気スポット
(王滝村)凍った滝を裏から覗ける「清滝・新滝」
(高山村)滝の裏から木々を眺められる「雷滝」
(南相木村)温泉から眺める「犬ころの滝」
(木島平村)年に一度の幻の滝「樽滝」
(茅野市)ユニークな風景「醤油樽の滝」
おわりに

「日常から離れて、どこかリフレッシュできる場所に行ってみたい!」
「涼しい場所でゆっくりと散策を楽しみたい」

そんな方は、長野にある滝を訪れてみてはいかがでしょうか。

自然豊かな滝の周囲では、清々しい空気を味わえます。流れ落ちる水は迫力たっぷりで、自然の力強さも感じられるでしょう。

この記事では、県外からも人が訪れる名瀑や穴場スポットまで、長野のさまざまな滝を紹介します。

※掲載情報は2024年3月末時点のものです。荒天や災害によって、山道が通行止めや立ち入り禁止になることもあるため、訪れる際には必ずご自身で目的地周辺の最新情報をご確認ください

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中部山岳国立公園 上高地

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絶景

【長野の滝】日本の滝百選とともに

長野には、日本の滝百選に選ばれるほどの名瀑があります。滝の魅力を味わいたい方には、ぜひ訪れていただきたいスポットです。

滝周辺の自然美とともに、夏でも涼しく清々しい時間を楽しめるでしょう。

ここから紹介する各スポットの見どころやアクセス方法を、ぜひ旅の計画の参考にしてくださいね。

(松本市)趣の異なる滝が同時に楽しめる「三本滝」

豪快な水音が聞こえてきそう

豪快な水音が聞こえてきそう
1990年に日本の滝百選に選出された「三本滝」。「番所大滝」「善五郎の滝」とともに「乗鞍三名滝」とも呼ばれ、長野県名勝にも指定されています。

三本滝の特徴は、水源も趣も異なる滝が1カ所に合流しているところ。各滝の落差は、およそ50〜60mあります。

向かって左の滝は「無名沢の滝」と呼ばれ、水量が少なく繊細な滝です。中央の滝は「本沢の滝」。流れには勢いがあり、かつて修験者が修行をしたといわれています。向かって右は「クロイ沢の滝」で、水が三段にわたって流れ落ちる様は見応えがあります。

観光期間は6月から11月上旬。5月下旬まで残雪があり、足元が滑りやすいため注意しましょう。特に小さな子どもや、年配の方は気をつけてくださいね。

【三本滝】
●住所:長野県松本市安曇乗鞍高原
●サイト:三本滝
●アクセス:
(三本滝まで)アルピコ交通バス(乗鞍山頂方面行き)バス停[乗鞍高原センター]乗車、バス停[三本滝]下車後、徒歩約25分
(最寄り駐車場まで)長野自動車道[松本IC]から車で約1時間10分

(須坂市)聖地として知られる滝「米子大瀑布」

国指定の名勝・米子大瀑布

国指定の名勝・米子大瀑布
「不動滝」「権現滝」の総称が「米子大瀑布(よなこだいばくふ)」です。古くから不動信仰、山岳信仰の聖地として知られ、日本の滝百選にも選出されました。2016年には国指定名勝にも指定されています。

不動滝は高さが82mあり、水量が多いため音も豪快です。一方の権現滝は水量が少なく、水が霧状になって流れ落ちる滝です。

不動滝には男性的なイメージがあり、女性的なイメージがある権現滝と合わせて「夫婦滝」や「恋人滝」と呼ばれることも。

なお、路面凍結による事故の恐れがあるため、冬場は道路が閉鎖されます。例年の閉鎖期間は、11月下旬から翌年の5月下旬です。雪が降るタイミングは年によって異なるため、最新の情報をチェックしてから出かけましょう。

【米子大瀑布】
●住所:長野県須坂市米子
●サイト:米子大瀑布
●アクセス:
(米子大瀑布まで)長野電鉄[須坂駅]からタクシーで約40分
(最寄り駐車場まで)上信越自動車道[須坂長野東IC]から車で約50分

(南木曽町)神秘的な光景に心が洗われる「田立の滝」

滝を囲む緑との兼ね合いが神秘的で、心が洗われるようです

滝を囲む緑との兼ね合いが神秘的で、心が洗われるようです
「田立の滝」は、大滝川の渓谷にかかる複数の滝の総称です。1974年に長野県の名勝に指定されました。

その後1990年に日本の滝百選に認定され、2020年には中央アルプス国定公園に指定されています。

主爆である「天河滝」は、約40mの高さから流れ落ちる大滝川の本流。かつての里人たちは滝を神聖視しており、雨乞い神事のとき以外は登らなかったといわれています。

ほかにも、舞うように水しぶきが飛ぶ「霧ヶ滝」、軽やかな水の流れが楽しめる「洗心滝」など、魅力的な滝がいくつも楽しめます。

山歩きに自信がない方には、オートキャンプ場からアクセスできる「うるう滝」がおすすめです。

【田立の滝】
●住所:長野県長野県木曽郡南木曽町田立
●サイト:田立の滝
●アクセス:
(田立の滝まで)JR中央西線[南木曽駅]からタクシーで30分
JR中央本線[田立駅]からタクシーで約20分
JR中央本線[坂下駅]からタクシーで約30分
(最寄り駐車場まで)中央道[中津川IC]から車で約40分

(松本市)真冬には迫力ある氷瀑が現れる「善五郎の滝」

松本市の特別名勝・善五郎の滝

松本市の特別名勝・善五郎の滝
三本滝とともに「乗鞍三名滝」と呼ばれるのが「善五郎の滝」です。古くから名勝として知られ、2019年には松本市特別名勝に指定されました。乗鞍岳を対象とする山岳信仰の行場であったともいわれています。

落差は21.5m、幅は8mの滝で、東向きであることから朝日に輝く姿が神秘的です。滝見台から、乗鞍岳を背景にした光景も必見です。

寒さが厳しくなると、水が凍って迫力ある氷瀑が現れます。時間をかけて凍った滝は、無色透明ではなく淡い青色になるのだとか。寒さに強い方は、ぜひ真冬に訪れてみましょう。スノーシューなどの準備が必要なので、注意してくださいね。

5月中旬まで残雪があるため、足元が滑りやすくなっています。小さなお子さんや高齢の方は特に注意しましょう。

【善五郎の滝】
●住所:長野県松本市安曇
●サイト:善五郎の滝
●アクセス:
(善五郎の滝まで)アルピコ交通バス(乗鞍高原行き)バス停[新島々駅]乗車、バス停[すずらん橋]下車後、徒歩約10分
(最寄り駐車場まで)長野自動車道[松本IC]から車で約1時間

(松本市)荒々しい魅力が味わえる「番所大滝」

展望台から迫力ある絶景を堪能しましょう

展望台から迫力ある絶景を堪能しましょう
三本滝、善五郎の滝とともに「乗鞍(のりくら)三名滝」と呼ばれる「番所大滝」。2007年に松本市の特別名勝に指定されました。

番所大滝は小大野川が番所溶岩を刻んでつくったもの。落差が約40mあり、水量も豊富です。黒い岩肌を水が流れ落ち、霧のように広がる様子には荒々しい魅力があります。

滝展望台からは滝の全景を間近で見ることができ、水しぶきの迫力が味わえます。滝の上流には千間淵遊歩道が敷かれているので、散策も楽しめますよ。

11月下旬から4月下旬は、番所大滝・千間淵遊歩道のどちらも封鎖されます。ゴールデンウィーク頃まで残雪があるため、足元に注意してくださいね。展望台も水しぶきが飛ぶため、滑りやすくなっています。

【番所大滝】
●住所:長野県松本市安曇番所4000
●サイト:番所大滝
●アクセス:
(番所大滝まで)アルピコ交通バス(乗鞍高原行き)バス停[新島々駅]乗車、バス停[大滝前]下車後、徒歩約10分
(最寄り駐車場まで)長野自動車道[松本IC]から車で約50分

【長野の滝】歴史ある避暑地・軽井沢の名瀑

明治時代から、避暑地として愛されている軽井沢。特に夏になると、涼を求めて多くの観光客が訪れます。

軽井沢は自然豊かな土地でもあり、少し足を伸ばすと魅力的な滝がいくつもあるんですよ。

ショッピングや街歩きも楽しいですが、緑豊かな場所で天然の涼しさを味わってはいかがでしょうか。

夏は爽やかな緑が、秋に訪れれば紅葉の美しさが目を楽しませてくれますよ。

繊細なカーテンのような美しさ「白糸の滝」

初心者でも訪れやすい軽井沢の白糸の滝

初心者でも訪れやすい軽井沢の白糸の滝
全国に「白糸の滝」と呼ばれる滝はいくつかあります。軽井沢にある白糸の滝は、幅70mという広さや湾曲した岩肌の形状が魅力。高さ3mから白糸のような水が流れ落ちる様子は、繊細なカーテンのようにも見えてきます。

白糸の滝の源流は、浅間山の伏流水です。天候や季節にかかわらず水量が一定で、水の清らかさも魅力のひとつ。春はさわやかな新緑、秋は華やかな紅葉に彩られ、美しい光景が楽しめます。夏は水しぶきもあわさって、清涼感たっぷりの空気を満喫できるでしょう。

白糸の滝周辺にはハイキングコースが整備されているので、リフレッシュしたい方はのんびりと散策を楽しんではいかがでしょうか。初心者でも歩きやすいコースです。

【白糸の滝】
●住所:長野県軽井沢町長倉
●サイト:白糸の滝
●アクセス:
(白糸の滝まで)草軽交通バス(草津温泉方面行き)バス停[軽井沢駅北口]乗車、バス停[白糸の滝]下車後、徒歩約00分
(最寄り駐車場まで)上信越道[軽井沢IC]から車で約40分、[佐久IC]から車で約45分

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森林浴が楽しめる穴場「竜返しの滝」

降り注ぐ日光が神々しい

降り注ぐ日光が神々しい
「竜返しの滝」は比較的小振りな滝ですが、勢いよく水が流れ落ちる様子は迫力があります。

「竜返し」という名前は、竜のように大きな蛇が対岸に渡ろうとした際、川に落ちてそのまま滝下の激流にのまれて姿を消した、という伝承に由来しているそうです。

円形の滝壺に水が渦巻く様が数珠玉を連ねたように見えるため「すずが滝」と呼ばれることも。

軽井沢がにぎわう夏場でも、訪れる人が少ない穴場です。木々に囲まれた場所にあり、白い滝とのコントラストが爽やか。新緑や紅葉など、季節によって変わる美しさをじっくりと味わえます。

白糸の滝とはトレッキングコースでつながっています。森林浴を楽しみながら、のんびりと散策を楽しんではいかがでしょうか。

【竜返しの滝】
●住所:長野県軽井沢町長倉
●サイト:竜返しの滝
●アクセス:
(竜返しの滝まで)草軽交通バス(草津温泉方面行き)バス停[軽井沢駅北口]乗車、バス停[小瀬温泉]下車後、徒歩約15分
(最寄り駐車場まで)上信越自動車道[軽井沢IC]から車で約27分

水しぶきが迫力満点「千ヶ滝」

緑に囲まれた千ヶ滝

緑に囲まれた千ヶ滝
「千ヶ滝(せんがたき)」は千ヶ滝沢の上流にあり、高さ20m、幅2mの滝です。軽井沢にある滝のなかでも落差が大きく、勢いのある水しぶきは迫力たっぷり。浅間山の湧き水と、ゴツゴツとした岩肌とのコントラストも楽しめます。

駐車場から滝壺までは、渓流沿いに整備されたハイキングコース「せせらぎの道」を歩きます。往復約1時間の道のりのため、夏は暑さ対策をお忘れなく。

木立に囲まれた環境は独特の雰囲気があり、都会の喧噪から離れて一息つきたい方におすすめです。ハイキングコースの途中には水遊び場もあるので、夏場は渓流の冷たさを味わうのもいいですね。

自然の中を歩くので、虫除け対策やクマよけの鈴を忘れずに。木段のエリアもあるので、歩きやすい靴を選びましょう。

【千ヶ滝】
●住所:長野県軽井沢町長倉
●サイト:千ヶ滝
●アクセス:
(千ヶ滝まで)西武観光バス(万座・草津温泉行き)バス停[中軽井沢駅]乗車、バス停[千ヶ滝温泉入口]下車後、ハイキングコース入り口まで徒歩約25分
(最寄り駐車場まで)上信越自動車道[碓氷軽井沢IC]から車で約50分

【長野の滝】レアな体験ができる人気スポット

一言で「滝」といっても、高さや幅、水量で印象は大きく変わります。滝それぞれの美しさに惹かれて、多くの滝を訪れる方もいるほどです。

滝のなかには、美しさに加えてレアな体験ができると人気を集めているスポットもあるんですよ。

これまでいくつも滝を見てきたという方も、初めての体験ができるかもしれません。ぜひ足を運んでみてくださいね。

(王滝村)凍った滝を裏から覗ける「清滝・新滝」

手前の和橋から清滝を間近に望めます

手前の和橋から清滝を間近に望めます
御嶽山の3合目付近にあるのが「清滝」「新滝」です。かつて、御嶽山に登るには100日間修行をし、身を清めなければならないという決まりがありました。

江戸時代になり、水行だけでも御嶽山に登れるようになったことから、庶民の信仰も集めるようになったといわれています。
新滝は別名「裏見滝」

新滝は別名「裏見滝」
清滝・新滝はどちらも御嶽山修験者が滝行をする場所。現在でも、滝行をする信者の姿を目にします。清滝は高さが約30mあり、水量が豊富。清滝不動明王、清滝弁財天が祀られています。

新滝には新滝不動明王、八大竜王が祀られています。滝の裏側に小さな祠があり、そこから滝が見られることから「裏見滝」の呼び名も。

冬になると凍った滝を裏から見られるという、神秘的な体験ができますよ。

【清滝・新滝】
●住所:長野県王滝村
●サイト:清滝・新滝
●アクセス:
(清滝・新滝まで)JR木曽福島駅からタクシーで約50分
(最寄り駐車場まで)中央自動車道[伊那IC]から車で約70分
※バスは季節運行です。最新の情報をご確認ください。

(高山村)滝の裏から木々を眺められる「雷滝」

勢いよく水が流れ落ちる雷滝

勢いよく水が流れ落ちる雷滝
「雷滝(かみなりだき)」は高さ40mで、大量の水が流れ落ちる豪快な滝です。珪化されて硬くなった凝灰角礫岩が、水に浸食されて滝になっています。

ひさしのように突き出た岩の下を歩いていくと、滝の裏側が見られるため「裏見の滝」とも呼ばれています。

水が流れ落ちる轟音と、水しぶきを肌で感じられる貴重な体験ができますよ。歩道が整備されていて、落ちないように柵も設置されているので安心です。

裏側を抜けると、水煙を立てて流れ落ちていく滝の全景が見られるスポットが。水のカーテン越しに見る木々とともに、ぜひ写真に残しておきたい光景です。

例年11月下旬から4月下旬ごろは閉鎖されています。最新の情報を確認してから出かけてくださいね。

【雷滝】
●住所:長野県高山村奥山田
●サイト:雷滝
●アクセス:
(雷滝まで)長野電鉄[須坂駅]からタクシーで約35分
(最寄り駐車場まで)上信越自動車道[須坂長野東IC]から車で約40分

(南相木村)温泉から眺める「犬ころの滝」

高さはありませんが、涼しげな空気が感じられます

高さはありませんが、涼しげな空気が感じられます
南相木村は滝が多く、「犬ころの滝」もそのうちの一つ。珍しい名前の由来は諸説あり、はっきりしたことはわからないようです。苔むした岩場を水が流れ落ちる様子が美しく、涼しげです。

滝のすぐ近くには、南相木温泉「滝見の湯」があります。大浴場から滝を見るという、珍しい体験ができますよ。

もっと近くから見たい方は、遊歩道の階段を降りてみましょう。滝壺からの豪快な流れを間近で見ることができます。湯上がりの散歩にぴったりですね。

山間にあるので、四季折々の美しさを楽しめるスポットです。滝まで山道を歩く必要がないので、気軽に滝を見たい方にもおすすめです。

【犬ころの滝】
●住所:長野県南相木村
●サイト:犬ころの滝
●アクセス:
(犬ころの滝まで)中部横断自動車道[八千穂高原IC]から車で約25分
中央自動車道[長坂IC]から車で約50分

(木島平村)年に一度の幻の滝「樽滝」

幻の滝・樽滝

幻の滝・樽滝
年に一度、5月8日にだけ姿を現すことから幻の滝と呼ばれる「樽滝」。かつては、樽川の上流にある「雄滝」と、10mほど下流にある「雌滝」とを合わせて「樽滝」と呼んでいました。

1923年に水力発電所が建設され、その余水を雄滝と雌滝の中間地点の地形を利用して樽川に放流したのをきっかけに、新たな滝が誕生。3つの滝を総称して樽滝と呼ばれるようになりました。

現在では、滝の近くにある神社のお祭にあわせて年に1回放流されています。決まった時間になると放水が始まるため、滝が流れ始める瞬間を見られます。

カメラを携え、多くの人が訪れるのも納得ですね。放水が終わる時間も決まっているので、滝が消えていく姿をみることもできますよ。

【樽滝】
●住所:長野県木島平村上木島
●サイト:樽滝
●アクセス:
(樽滝まで)上信越自動車道[豊田飯山IC]から車で約30分
JR飯山線[飯山駅]からタクシーで約20分

(茅野市)ユニークな風景「醤油樽の滝」

面白い名前の滝ですね

面白い名前の滝ですね
八ヶ岳にある「醤油樽の滝」。風変わりな名前は、滝を下から見上げた風景からつけられたのだとか。

醤油樽の滝は滝壺がほとんどないため、真下から滝を見上げることができます。すると、まるで醤油樽の中にいるように感じるのだそう。とはいえ、最近は醤油樽を知らない方も多いでしょうから、ピンとこないかもしれませんね。

滝の水量は少なめ。約35mの高さから細長い水が光とともに降り注ぐ神秘的な光景は、一見の価値があります。冬になれば滝が凍りつき、アイスクライミングに訪れる方も。

クリンソウの隠れた名所としても知られているため、タイミングが合えば滝までの道中で可愛らしい姿が見られるかもしれません。

遊歩道がありますが、かなりハードで登山道に近い道です。トレッキングシューズや登山靴を用意してくださいね。

【醤油樽の滝】
●住所:長野県茅野市豊平
●サイト:醤油樽の滝
●アクセス:
(最寄り駐車場まで)中央自動車道[諏訪南IC]より車で約1時間

おわりに

長野県は山が多く、春先から夏にかけては瑞々しい緑を、秋には色鮮やかな紅葉を楽しめます。雪化粧をした山も、しっとりとした美しさがあるんですよ。

今回ご紹介した滝はどこも自然が豊かな場所にあるので、訪れたタイミングによってさまざまな美しさも楽しめるでしょう。

紹介しきれなかった滝もたくさんあるので、ぜひ何度も足を運んで滝の魅力を感じてくださいね。

Text:小林あきこ Edit:Sakura Takahashi
Photo:PIXTA

参考:
長野県公式ホームページ長野県公式観光サイト松本市公式ホームページ松本市公式観光情報 新まつもと物語須坂市観光協会南木曽町観光協会 ぶらりなぎそ一般社団法人 軽井沢観光協会王滝村長野県高山村観光ガイド 星とワインとゆ高山村茅野観光ナビめぐる木島平/ほか各施設公式サイト